愛・地球博20祭 ミライラボ2ndへ出展しました!えっ?AVATAR ON STAGE 1を同じ日に?できらぁ!!
- Trasque

愛・地球博20祭 ミライラボ2ndへ出展しました!えっ?AVATAR ON STAGE 1を同じ日に?できらぁ!!
荷物と乗員で埋め尽くされた軽自動車。生ぬるい空気と上がり続けるエンジンの回転数。足りない馬力を象徴するような走行車線の滞在時間が、私達の旅路のすべてを物語っていたと言っても良いのです。
そう、VACとして初のイベント遠征は名古屋の地!!
あの愛知万博「愛・地球博」が開催された地へいざ征かん!!
2日間にわたる「ミライラボ2nd」へ出展してきました。

東京から向かうメンバーは4名。展示物や頒布物のすべてを1台の車に押し込んで、前日入りのために新東名へ直行する弾丸日程です。
各自それぞれの用事を終えた金曜日、そのまま集合して出発! 初の遠征に心躍らせ語り合いながら、長い運転の旅路を進んでいきました。
途中で立ち寄ったのは静岡サービスエリアです。すでに深夜となっており、フードコートもほとんどが閉店となっていましたが、うどん屋さんだけは営業していました。サービスエリアのシンプルな食事ってなぜこんなにも美味しいのでしょうか? それまでのエリアで入り方をミスってそのまま出口に向かってしまうなどの事件を数回繰り返し、ようやく到着した末にありついた食事だったから……という理由も無視はできなさそうですね。
そんなドタバタな旅行気分も味わいながら、深夜の名古屋到着となりました。
英気を養うのは新築のホテル¶

日が変わって到着したのはルートインGrandです。知ってますかルートインGrand。ルートインじゃあないですよ。ルートインGrandです。ビジネスホテルとしては高級(だと思う)なだけあってとても良いサービスをご提供いただきました。
深夜2時まで大浴場が使えるというのも見逃せません!!!!!!
全員本業から直接軽自動車に乗り込んでそのまま名古屋のホテルへ直行という強行軍でしたので疲労困憊だったのですが、この大浴場だとかミライラボへの仕込だとか、なぜか翌日VRChatで私達が開催するダンスイベント『AVATAR ON STAGE 1』の準備だとかで全然寝られませんでした。
なんで日程同じなの?どうして?
資金が苦しいとか言っているのに高級ビジネスホテルを使ったのは、会場までのアクセスが良くて、空いてる部屋がもうここしかなかったからです。仕方がなかったんです。
みんな“朝食”は食ったな!? 行くぞォ!!¶

ホテルの朝食といえばバイキング。なぜホテル朝食バイキングの牛乳とオレンジジュースと米はあんなに美味いのでしょうか。これは高速道路のサービスエリアのうまさとは種類が違います。
6:30から開始する朝食に合わせて、全力で起きました。ほぼ1番乗りで朝食会場入りを果たすと、そこには荘厳な光景が広がっていたのです……

見て下さいこの朝食の姿を。見た瞬間美味そうと感じたものを一口ずつ感じるままに詰め込んだらこうなった訳ですが、これでも朝食会場の半分程度の品目です。ルートインGrand、満腹にさせる気しかないッ!!!
これから2日間、ブース出展で体力勝負となりますから、ここで“全力”を出さずしていつ出すと言うのでしょうか?
他には、クロワッサン、ロールパン4種、サラダ、天ぷら、ホットマフィン、漬物、ゼリー、シリアル、コーヒー、リンゴジュースなどなど。これはディナーでは? いいのか? 全力を出して…… 6時半から出していいのか? 出しちゃうからな?
最も大切なこと、それは体力¶

搬入のために早めの出発。コーヒーで気合を入れていざミライラボへ!
会場となるのは2005年に開催された「愛・地球博」の開催地、愛・地球博記念公園モリコロパーク内です。万博会場となっただけあって非常に広い公園なのですが、メタバースエリアことミライラボはその中にある「地球市民交流センター」の一室が割り当てられていました。
午前中ではありましたが、到着の時点で地元の子供達が元気よく走り回っており、活気のある空気に包まれていて、気持ちの良い開放的な印象です。

ミライラボの会場以外は基本的に屋外展示や催しとなっており、デロリアンがそのまま置かれていたり、屋根の下では囲碁対局を行えるスペースがあってAIと指せたり、何台かのフードトラックや屋台、数名程度があがれる小さなステージで歌や踊りがあったりと、広くゆったりとした牧歌的で平和な雰囲気を楽しめました。

名古屋遠征と言いながらも、私達の推し出した出展物に大きな違いはありません。1 Dozen Collection の col.1 と col.2 にいくつかのステッカー、そしてめいめい先生から委託でお預かりした『VRChat攻略本』を出展物としました。
1~2時間を目処に売り子を交代しながら、夜に控えている『AVATAR ON STAGE 1』の準備も同時に進めていきます。しかしとにかく脚が痛い!! ずっと立ってるのしんどいです。これからもリアル出展を行うことを考えるのならば、私達に必要なのは「体力」なのかもしれません。
交代する中で、ジブリパークの無料範囲を全力で楽しもうとするメンバーや、併催していたヨーロッパ限定車種の展示会を見学するメンバーなど、思い思いの「愛・地球博20祭」もしっかりと楽しんできました。

そのまま『AVATAR ON STAGE 1』開催へ¶
17時で終了となった1日目のミライラボからホテルへ引き上げ、VACの新たなイベントとなる『AVATAR ON STAGE』を開催すべく、慌ただしい行動が続きます。
全力の朝食はどこへやら、限りある時間とはいえエネルギーは必要です。移動のさなかに食事を済ませようと立ち寄ったのは個人経営の料理屋さんでした。


おじいさんひとりでやってる個人料理屋さんで頂いたとんかつ定食です。
名古屋といえば味噌カツ。めちゃくちゃおいしい。濃厚な味噌汁はきちんと手間のかかった味を感じさせます。そして雪のような大根おろし……一体どうやってこんなお店を見つけたと言うのでしょうか。また食べに行きたいです。

夜は同じ部屋に集まって『AVATAR ON STAGE 1』の開催を指揮します。グレードの高いホテルだったおかげか、Wi-Fiも順調。Discordで様々な手順を確認し、VRChatインスタンスへスタッフや出演者が集まって、いよいよスタートの時を待ちます。

複数台のノートPCを用意し、ホテルのテレビからYouTube配信の様子をチェック。始まる前から30名以上の方に視聴待機をしていただいていたようです!!
飛び交う指示に音声チャンネルの切り替えと、始まる瞬間まで油断できない状況が続きます。そしていよいよスタートの時。
洗練されたダンスパフォーマンスを披露する出演者の動きに合わせ、会場のライトアップ演出のタイミングを指示。想像以上に瞬間的な勝負を求められる場面です。

開催中は指示や接続の問題など、色々なトラブルが発生するも、なんとか演目を終えることができました。
それでも、ご協力いただいた皆様のおかげで、初回にしてとても素晴らしいイベントを実現できました。この場で改めて御礼申し上げます。
帰り道まで冒険は続く¶

2日目もVACはつつがなくミライラボを過ごすことができました。
今回のミライラボは東京から名古屋への遠征の形ではありましたが、都内でのリアルイベントへ幾つか参加していた身としては、見たことある人達の割合が高く、私達にとってはむしろ安心できる空間でした。
愛・地球博20周年の会場として、ごく一般的な家族連れの方々など、普段はVRどころかメタバースという言葉にもあまり縁がないのであろう人々もご来場いただけたのは、とても良い機会だったと感じます。
私達がそうした「一般層」に向けて、どのような表現を心がけていくのかは、改めて考えていく必要があるなと感じるきっかけとなったように思います。
ビリヤードでのVR体験など、安心して触れやすい形を整えて出展されていたり、とても勉強になるイベントでした。ミライラボへ展示された皆様、そして主催に尽力された方々、改めて大変にお世話になりました。ありがとうございました。

ミライラボを終えても、私達にはまだ安息は訪れません。
日曜の夕方から、どうにかして軽自動車で東京へ戻る必要があります。月曜という現実が待っているからです。
でも!! 遠くまできたなら、やっておきたいですよね。温泉に行くことくらいは。
──狙っている温泉を経由していざ東京へ!!
と思ったところで、新東名の路上で大きな事故により通行止めというニュースが飛び込んできました。急いで最寄りの出口を降りたところで作戦会議。雨も強まり、順当に帰宅することもままならなくなてきます。
しかし温泉への欲求は止まりません。その場で温泉地を再検索し、下道で行ける山中の温泉施設へと舵を切ったのです。
大きく屋根の開いた露天風呂は、漆黒の山中を眺められる素晴らしい温泉でした。ほとんど真っ暗な景色であるにも関わらず、不思議と自然の圧倒されるような大きさを感じます。きっと、夕方の空であればもっと心を動かすような風景に出会えたことでしょう。
こうして、最後まで冒険だらけの遠征は終わりを迎えました。

改めて、この度のミライラボに関わられた皆様には、現場でもとても良くしていただきました。改めて御礼を申し上げます。
また、同日の開催となった『AVATAR ON STAGE 1』にご協力いただいた皆様におかれましては、このような日程を押し通しての運営となり、大変ご迷惑をおかけいたしました。お陰様で、無事やり通すことができたと感じております。
これからもVACは「世界にもっと、自由な姿を。」の理想を追い求め、VRの世界でも現実の世界でも、活動を続けてまいります。